今日は、Joyneyの開発の中でもとりわけ大切なテーマ、
「Joyneyにしかない独自システム」について向き合った。
“なぜその機能が必要なのか”を言語化する日だった。
作っていて改めて思う。
Joyneyは、ただの観光プラットフォームではない。
既存サービスが持ち得なかった構造を、あえて作り込んでいる。
スポットのトップページを“みんなで編集できる”という革命
普通のレビューサービスではありえない仕様だ。
Googleマップ → 公式情報以外は編集不可
食べログ → 店舗側もほぼ編集できない
Instagram → 投稿した本人以外は書けない
Tripadvisor → 編集は不可
でもJoyneyは、
スポット情報の最初にアクセスできるページをユーザー全員で編集できる。
なぜそこまでするのか?
答えはシンプルで、
1人の主観で語られた魅力は“偏る”かつ、最新の情報では無くなっていくからだ。
「この場所の本当の良さって何?」
「どこに行く価値がある?」
これを一人の文章に委ねると、情報が固定化する。
だからJoyneyでは、
“集団の知恵”でトップページを磨き続ける仕組みにした。
イメージはユーザー全員で旅のカタログを作成していくイメージである。
ユーザーの手でアップデートされ続ける「生きたトップページ」。
これがJoyneyの世界観の核になる。
■ 更新履歴 × ノート機能という“透明性の文化”
さらにJoyneyには、トップページの編集機能に付随する独自の機能が2つ備わっている
それが 「更新履歴」と「ノート機能」 だ。
更新履歴では、
誰が・いつ・どの部分を編集したのかがすべて公開される。
ノート機能では、
編集者同士が“どの情報が最も正確か”を議論できる。
こうした仕組みは、
言うまでもなく Wikipedia が長い歴史の中で磨き上げてきた
「集合知を正しく育てる文化」がベースになっている。
さらに、Wikipediaの旅版にあたる Wikivoyage には
「スポット情報を共同編集する」という思想が存在する。
ただし、Wikivoyageは“旅のガイドブック”であり、
レビュー構造や写真、多軸評価、貢献度可視化といった要素はない。
つまりJoyneyが挑戦しているのは、
百科事典(Wikipedia)や旅ガイド(Wikivoyage)が持つ
“透明性 × 議論 × 共同編集”の文化を、
レビューアプリという全く違う領域に持ち込むこと。
これは前例が無い。
レビュー文化と、ユーザーが公平に情報を更新していく文化を合わせることで、
可能な限り、最新の正確な情報が集まるように設計をしている。
■ 情報の価値を“可視化”する仕組み
Joyneyには、もう一つ大きな思想がある。
「価値ある情報には、相応の対価が支払われるべき」という思想だ。
本来情報とは価値があるもののはずなのに、なぜか報酬が発生しないことが多い。
今の世界では、
誰かが時間を使って集めた“価値ある情報”がただ流れていき、
時間と共に消えていく。
それはおかしい。
だからJoyneyでは、
- 情報の投稿
- トップページの編集
- 情報の正確性を高める行動
など
これらがすべて“貢献”として記録され、
JP(Joyney Point)として積み上がり、
ランクが可視化される仕組みをつくった。
ランクはただの飾りではない。
“価値ある情報を生んだ人”を可視化するための基盤だ。
そして来年内を目安に、
この価値が”キャッシュ”として返ってくる世界を目指している。
これは普通の観光アプリではない。
情報を“資産”として扱う新しい経済圏だ。
■ Joyneyが変えたいのは「情報の定義」そのもの
今日、改めて気づいた。
Joyney独自の機能は、1つ1つを見るとすでに世界に存在している機能ばかりだ。
しかし、それらを組み合わせることで、今までにない試みのサービスとなっている。
すべては “情報は生きていて、価値があって、共有されるべきもの” という思想から生まれている。
ただのレビューアプリなら必要なかった機能ばかりだ。
- 編集できるトップページ
- 更新履歴
- ノート
- 貢献度の可視化
- ランク
これらは全部、「新しい情報インフラ」を作るためのパーツだ。
Joyneyは、普通の観光アプリのフレームには収まらない。
“情報が自然と集まり、磨かれ、価値として循環する世界”をつくるための第一歩だ。
